ホスピタルインフォ ナース版

教育プログラム

教育プログラムの特徴

 日本赤十字社は全国に92の医療施設が共通のキャリア開発ラダーとしてレベルⅠ(新人レベル)からⅤ(病院単位で活動出来る者)までを設定しています。従来の経年別の詰め込み式では「嫌でもやらないといけない」という雰囲気になりがちですが、ラダーのシステムでは自分から進んで教育を受けるといった、自由裁量の部分が大きくなります。研修は講義形式だけでなくシミュレーションにも重点を置いて、自ら体験し現場に還元できるような内容に変えつつあります。様々なレベルの新入職者があるため、個々にどのようなことを学ばせるのかを見極めていかなくてはなりません。そこで目標管理を取りいれ、自分のレベルをキャリア開発ラダーのレベル別の指標に沿って自分の目指すレベルを決定し、年間計画を立て師長面接で示唆を得ます。中間・年度末の面接で調整をしていきますが、その間、院内の研修は自由に選択でき、また部署を超えて勉強することができます。目指すレベルに達したら、自分の看護場面や日頃のケアを資料として部署内で評価会を開催し、そこで看護実践能力等が認められ次のステップへ進んでいきます。

教育プログラム「自分を磨ける看護実践能力の確実なステップ」

教育プログラム

教育プログラム

サプライズのある新人教育

 新人看護師を教育していくにあたっては個人のスキルアップと同時に離職防止というのも重要な観点です。月に1度の集合研修は情報を共有し、悩みなどを聞く場でもあります。これまで「日赤の看護師なのだから、こうあるべきだ」と厳しい教育を行う、堅いイメージがあったように思いますが、最近ではプリセプターに「ここができていない」というのではなく、「ここができた。そして具体的な課題はここ」という指導をするようにしています。そして、サプライズとして、プリセプティにプリセプターへの手紙を書いたりしてもらっています。「厳しい中にも愛を感じた」というメッセージが読み上げられますと、皆、泣きますね(笑)。さらにサプライズで、年度末にはプリセプターにDVDレターを送っています。こういった取り組みが功を奏したのか、かつては10%あった新人看護師の離職がここ数年減少しています。

専門看護師・認定看護師

 現在、母性看護、がん看護で専門看護師が2人、皮膚・排泄ケア、新生児集中ケア、集中ケア、緩和ケア、化学療法、手術看護、感染管理、乳がん看護の分野で認定看護師が8人います。私どもとしては、小児看護の専門看護師、小乳救急看護、糖尿病看護の認定看護師など、他の分野ももっと増やしていきたいですね。院内勉強会の講師としても活躍していますし、全看護師が勉強会に参加できるよう、電子カルテで年間スケジュールをオープンにしています。そういった勉強会参加が全て可能なのも、7:1看護を実現した病院のサポート体制があるからこそですね。

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